乳製品中のタンパク質量まとめ チーズ類、アイスクリーム類、ヨーグルト、飲料、ホイップクリーム類・バター

牛乳

プリンやお菓子類などの食品に含まれる銘柄別の乳成分含有量をお探しの方はこちらをご覧になってみて下さい。

自動計算のページ
このページで紹介しているのは「乳製品100g中の蛋白質タンパクシツ量」ですが、任意の重量でのたんぱく質量を計算したい方は、計算ツールをご利用下さい。
乳製品中の乳由来蛋白質タンパクシツ含有量は?牛乳へ換算、自動計算ツール

加熱による変化がないため たんぱく質含有量が大切

牛乳アレルギーのアレルゲンとなるたんぱく質ですが、下の表で分かるように、カゼインは加熱による変化がありません

牛乳中のたんぱく質
たんぱく質の種類 カゼイン β-ラクトグロブリン
乳たんぱく質の割合 80% 10%
加熱での変化 ほぼなし 約1/5以下に減少
アレルギー児の反応 ほぼ10割が陽性 約6割が陽性

牛乳に限らず、アレルゲンとなるのはたんぱく質です。

鶏卵アレルギーとは違い、「加熱が強い=アレルギー反応が弱くなる」とはならないようです。

ですので抗原性の強さというよりは、含有量が最も大切になります。

それも単純に乳製品がどれだけ入っているのかではありません

正確には、乳たんぱく質がどれだけ含まれているのかが重要になります

乳製品はかなりありますが、一般的にどの程度のたんぱく質が含まれているのか、食品別にたんぱく質量の違いをまとめました。

乳製品 飲料(液状乳類) 100g中のたんぱく質含有量

※それぞれ製品により正確な数値は異なります。

100g中の
たんぱく質量(g)
乳類/(液状乳類)/生乳/ジャージー種 3.6
乳類/(液状乳類)/種生乳/ホルスタイン 3.2
乳類/(液状乳類)/普通牛乳 3.3
乳類/(液状乳類)/加工乳/濃厚 3.5
乳類/(液状乳類)/加工乳/低脂肪 3.8
乳類/(液状乳類)/脱脂乳 3.4
乳類/(液状乳類)/乳飲料/コーヒー 2.2
乳類/(液状乳類)/乳飲料/フルーツ 1.2

参考:分部科学省食品データベース

100gの牛乳に含まれるたんぱく質量は3.3gとなります

牛乳アレルギーの方にはとても大切な数字となります。

牛乳10g飲めるお子様の場合、0.33gの乳たんぱく質を摂取できるということです

これから出てくる脱脂粉乳やバターなどと比べてみて下さい。

乳製品 脱脂粉乳及び練乳 100g中のたんぱく質含有量

※それぞれ製品により正確な数値は異なります。

100g中の
たんぱく質量(g)
乳類/(粉乳類)/全粉乳 25.5
乳類/(粉乳類)/脱脂粉乳 34
乳類/(粉乳類)/乳児用調製粉乳 12.4
乳類/(練乳類)/無糖練乳 6.8
乳類/(練乳類)/加糖練乳 7.7

100gの脱脂粉乳に含まれるたんぱく質量は34g、牛乳の約10倍となります

つまり、牛乳10g摂取するのと脱脂粉乳1.0g摂取するのが、ほぼ同じたんぱく質を摂取したことになります

乳製品 クリーム類 100g中のたんぱく質含有量

※それぞれ製品により正確な数値は異なります。

100g中の
たんぱく質量(g)
乳類/(クリーム類)/クリーム/
乳脂肪
2
乳類/(クリーム類)/クリーム/
乳脂肪・植物性脂肪
4.4
乳類/(クリーム類)/クリーム/
植物性脂肪
6.8
乳類/(クリーム類)/ホイップクリーム/
乳脂肪
1.8
乳類/(クリーム類)/ホイップクリーム/
乳脂肪・植物性脂肪
4
乳類/(クリーム類)/ホイップクリーム/
植物性脂肪
6.3
乳類/(クリーム類)/コーヒーホワイトナー/
液状、乳脂肪
5.2
乳類/(クリーム類)/コーヒーホワイトナー/
液状、乳脂肪・植物性脂肪
4.8
乳類/(クリーム類)/コーヒーホワイトナー/
液状、植物性脂肪
4.3
乳類/(クリーム類)/コーヒーホワイトナー/
粉末状、乳脂肪
7.7
乳類/(クリーム類)/コーヒーホワイトナー/
粉末状、植物性脂肪
2.8

乳製品 発酵乳(ヨーグルト・乳酸菌飲料)100g中のたんぱく質含有量

※それぞれ製品により正確な数値は異なります。

100g中の
たんぱく質量(g)
乳類/(発酵乳・乳酸菌飲料)/ヨーグルト/
全脂無糖
3.6
乳類/(発酵乳・乳酸菌飲料)/ヨーグルト/
脱脂加糖
4.3
乳類/(発酵乳・乳酸菌飲料)/ヨーグルト/
ドリンクタイプ/加糖
2.9
乳類/(発酵乳・乳酸菌飲料)/ヨーグルト/
低脂肪無糖
3.7
乳類/(発酵乳・乳酸菌飲料)/ヨーグルト/
無脂肪無糖
4
乳類/(発酵乳・乳酸菌飲料)/乳酸菌飲料/
乳製品
1.1
乳類/(発酵乳・乳酸菌飲料)/乳酸菌飲料/
殺菌乳製品
1.5
乳類/(発酵乳・乳酸菌飲料)/乳酸菌飲料/
非乳製品
0.4

ヨーグルトは牛乳に近い量(約1.1倍)、乳酸菌飲料は牛乳に比べて1/3程度ということが分かります。

乳製品 チーズ類 100g中のたんぱく質含有量

※それぞれ製品により正確な数値は異なります。

100g中の
たんぱく質量(g)
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
エダム
28.9
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
エメンタール
27.3
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
カテージ
13.3
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
カマンベール
19.1
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
クリーム
8.2
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
ゴーダ
25.8
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
チェダー
25.7
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
パルメザン
44
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
ブルー
18.8
乳類/(チーズ類)/プロセスチーズ 22.7
乳類/(チーズ類)/チーズスプレッド 15.9
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
マスカルポーネ
4.4
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
モッツァレラ
18.4
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
やぎ
20.6
乳類/(チーズ類)/ナチュラルチーズ/
リコッタ
7.1

チーズ種類によりバラつきが大きいですが、一般的なナチュラルチーズは牛乳の約4倍量のたんぱく質が含まれます

※7倍〜9倍のチーズもありますので注意して下さい。

乳製品 アイスクリーム類・シャーベット 100g中のたんぱく質含有量

※それぞれ製品により正確な数値は異なります。

100g中の
たんぱく質量(g)
乳類/(アイスクリーム類)/アイスクリーム/
高脂肪
3.5
乳類/(アイスクリーム類)/アイスクリーム/
普通脂肪
3.9
乳類/(アイスクリーム類)/アイスミルク 3.4
乳類/(アイスクリーム類)/ラクトアイス/
普通脂肪
3.1
乳類/(アイスクリーム類)/ラクトアイス/
低脂肪
1.8
乳類/(アイスクリーム類)/ソフトクリーム 3.8
乳類/(その他)/シャーベット 0.9

アイスクリームに関しては牛乳と近い値となっています。

乳製品 その他・人乳・山羊乳 100g中のたんぱく質含有量

※それぞれ製品により正確な数値は異なります。

100g中の
たんぱく質量(g)
乳類/(その他)/カゼイン 86.2
乳類/(その他)/シャーベット 0.9
乳類/(その他)/チーズホエーパウダー 12.5
乳類/人乳 1.1
乳類/やぎ乳 3.1

※それぞれ製品により正確な数値は異なります。

乳製品 バター マーガリン 100g中のたんぱく質含有量

※それぞれ製品により正確な数値は異なります。

100g中の
たんぱく質量(g)
油類/(バター類)/
有塩バター
0.6
油類/(バター類)/
食塩不使用バター
0.5
油類/(バター類)/
発酵バター
0.6
油脂類/(マーガリン類)/
ソフトタイプマーガリン/家庭用
0.4
油脂類/(マーガリン類)/
ソフトタイプマーガリン/業務用
0.3
油脂類/(マーガリン類)/
ファットスプレッド
0.2

バターは牛乳の1/5~1/6となります。

牛乳10g摂取可能であれば、50g~60gのバターが摂取可能です。

マーガリンは名称を見ると分類が分かります。

雪印メグミルクの「ネオソフト」などはファットスプレッド、「ネオソフト コクのあるバター風味」などはマーガリンに分類されます。

正確な乳蛋白質タンパクシツ含有量は商品により異なります。

参考:分部科学省食品データベース

乳製品中の乳蛋白質タンパクシツ量を求め、牛乳の量に換算するための自動計算ツールです。

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